販促素材の準備

2003年01月21日号

●全国各地の町や村が観光振興のため様々なアイデアを出している。

有名漫画家を輩出している町ではその漫画に登場してくるキャラクターの銅像を建てて話題を呼んだり、映画ロケ地の誘致に成功し“映画の町”という宣伝イメージを訴求したり、といずれにしてもそこにはある程度の経費がかけられているにちがいない。

もちろん町や村にそれなりの資金があれば問題ないのだが、今一度基本部分を確認してみたい。

●岐阜県が観光振興のためにはじめたのが、市内の代表的な観光スポットの写真データをインターネットを利用し、無料で貸し出すサービスだ。

この写真データは印刷物での利用が前提となり、貸し出し先は旅行会社や出版社などを予定しているという。

このサービスが何を意味しているかというと、旅行会社などが制作・発行する印刷物への岐阜県の写真の露出が多くなることを意味する。

これまでは通常、その手の写真はポジフィルムで郵送することがほとんどであり、到着するまでにいくらかのタイムラグが生じていた。

一方印刷物を作成するのは、常に時間との勝負的要素があり、どうしても期日までにポジフィルムが届かなければ代わりのイメージ写真か、最悪の場合文字のみで刷られてしまうこともある。

そこへきてインターネット上で即座に入手できるのであれば、写真掲載の割合が増えるのは当然だろう。

●当面、岐阜城や長良川の鵜(う)飼いなど、約300点の写真を用意する。

システムは利用者が規約に同意し、登録するとパスワードが発行される仕組み。

町・村興しのために、派手な演出をするのもいいが、このような基本部分の充実こそが最も大切なことではないだろうか?

よく考えてみればわかると思うが、「今度の夏休みはどこに旅行に行こうか?」と悩むとき、多くの消費者は旅行情報誌をひらくか、旅行会社のチラシを集めにいくものだろう。

パラパラと本をめくり、そこに写真があるのとないのとでは訴求力に雲泥の差が出てくるはずだ。

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 ■□■ 総括

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●私も以前、印刷会社にいたのでわかるのだが、印刷物の作成なんて、時間に追われながらの場合が圧倒的に多い。

あくまで人が作るものであるから、いい加減な部分も少なくない。

仮に鵜飼いのポジフィルムが締め切りの翌日に届くことになったとしても写真なしでゴーサインが出ることも多い。

そのような場合は「代わりに適当な川の写真でも入れといて。」なんてこともなきにしも
あらず。

こういう状況が少ないことを願うばかりだが、自らの販促素材はキッチリと準備しておくべきだろう。

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