VS方式
●品揃え充実、…でも売上げが上がらない理由の一つに、商品の選びにくさはないだろうか?
例えば、消費者がある文房具屋さんへ行ったとする。
そこには大抵、「筆記具」コーナーや「ノート」コーナーなど多くの商品がジャンル別にカテゴライズされているはず。
その区分けがうまくいってない場合は客にとって商品探しが大変な労力となり、苦痛となってしまう。
全く同じ商品を同じ価格で販売していても、そういった整理がキチンとなされてない店は“買い物しにくい”店となってしまう。
●今年のお中元戦線で東京のデパートがこだわりギフトを「VS方式」で展開した。
例えば「日本酒古酒VS焼酎古酒」や「京野菜VSイタリア野菜」といった具合に店側でVSテーマを設け、商品を並べる方法をとった。
このVS方式は古くから使用されている手法だが、客にとっては商品の区分けが分かりやすいばかりでなく一種のゲーム感覚=買う楽しみも与えることができる。
●「VS方式」を用いることで、相手商品を意識したコメントカード設置により、商品独自の特徴もうまくアピールできる。
お中元やお歳暮といえば、毎年の定例行事であり、もらう側以上に贈る側に商品選びの難しさが感じられるようだ。
そういう状況からもこういったジャンル分けは選びやすい印象を受けるだろう。
陳列棚の配置換えだけでなく、「VS方式」のような“遊び”が店に変化をつけ、販売促進にもつながるだろう。
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■□■ 総括
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●「VS方式」は何も物販に限ったことではない。
以前にも記したと思うが、ホテルニューオータニ長岡では料理人をベテランと若手に分けての「VS方式」をとり入れて成功した。
元来、勝負ごとの好きな人間の性質を生かしたこの手法は商品を特徴づけるには有効だろう。
販促媒体である折込チラシなどでも、10の商品を理路整然と並べるよりも、2商品ずつ5つの「VSテーマ」で競わせたり、5商品ずつ1つの「VSテーマ」でジャンル分けしてもよい。
決して新しいアイデアではないが、商品の特徴をクローズアップできる有効な手法として覚えておいてほしい。











