横並びの商品に“ちょっとした”工夫をくわえよう

2002年10月09日号

●時代を超えて人気のあるテディベアに新しい商品が誕生した。

体長15センチのテディベアの胸には「月」、右足には「日付」が刺繍されている。

例えば、あるテディベアには胸の部分に「12月」、右足には「24日」といった具合に、1年366日分(うるう年も含め)のテディベアが登場したのだ。

もちろん日付など入れなくても世界中の誰からも愛される商品ではあることに間違いはないが、そこにちょっとした工夫をすることで、このシリーズが最近売れているという。

●日付を付加することで考えられるのはプレゼント商品としての価値の見直し。

似たスタイルでの商品に「自分が生まれた日の新聞」や「自分が生まれた年に醸造された酒」などがあるが、これらに共通して言えることは、ブランドを超えた“希少性”が感じられるという点。

単体のテディベアであればよほどのマニアでない限り、複数購入することもないだろう。

単に日付けを入れるだけで、贈答用や自分へのプレゼントから、マニアの収集まで販売チャンネルが広がる。

最近多く見られる「30色の自転車」なども同じ考え方から誕生したものであるだろうが、唯一のデメリットとしては、一挙に量産できない部分での生産コスト増が考えられる。

しかしながら(これまた)最近流りの小規模Tシャツネットショップなどでは充分に勝算はあるのではなかろうか?

小規模店舗や少量生産商品に適しているスタイルであるだろろう。

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 ■□■ 総括

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●今回、是非考えていただきたいのは、日付けを入れるという付加価値。日付けのないテディベアであれば、皆、横並びの状態。

つまり、同じ商品を仕入れて、販売する従来のスタイル。

これだと、必然的に価格競争に入るくらいしか、他店と差別化を計ることは難しい。

そこに、ほんのちょっとした工夫をすることで、価格競争の世界に入らなくて済む。

今後の販売スタイルはそういった“ちょっとした”付加価値がその後の売上げを大きく左右していくのではなかろうか?

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