効果のあるプロモーション

2002年04月26日号

●例えばあなたが新車を購入した直後に家のポストに新車販売を告知したチラシがポスティングされていたとしたらどうだろう。

ほとんどの方にとってそれは不用のチラシとなる。

またそういったポスティングチラシの多さに不満を感じる人も少なからずいるだろう。

しかし、あなたがもうすぐ新車を買いたいなと考えている時にそのようなチラシが入っていたら、大変ありがたい情報源となる。

同じチラシでも受け手によって価値観が180度違ってくる。

もちろんそういったことを想定した上でのチラシ配布であるだろうが、無駄な部分も多い。

●アメリカでは一様に、子供が生まれた直後から約1年間、様々なベビー用品等のクーポンやサンプルが届くプロモーションが定着化しているという。

これは一般に(日本でいうところの)名簿屋より出産者のリストを購入し行われるプロモーション。

1年を通して生まれる子供の約40%が第一子といわれることからも比較的喜ばれているプロモーションだという。

多少「どこで私が子供を産んだという情報を手に入れたのかしら?」という不快感もあるが、それ以上にプロモーションにより送られてくるクーポンやサンプルの使い勝手が良いという部分がうけている。

●他にも「さすが、アメリカ!」と感じる大型キャンペーンとして100万人近い母親候補者に無料で贈られるテディベアキャンペーンがある。

時代を超えて人気のあるテディベアである上に、逆の見方をすると子供を産んだ時にしかもらえない貴重な商品として人気が高い。

もちろんテディベアを受け取った母親はその後一定期間、色々なプロモーションが届けられる。

的確な“的”に矢を射れば、それはとてもうれしく感じるもの。

こういったプロモーションこそ無駄のない販促ではなかろうか。

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 ■□■ 総括

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●小規模小売店などにとっても的を得たプロモーションは充分に可能だと思う。

「出産」という時期に「ベビー用品」というプロモーション。

これは「一定の消費者層」に対して「一定の商品層」となるが「一定の時間帯」に対して「一定の商品層」でもいい。

簡単にいうと、4月の今くらいの時期には母の日に見合った商品をプレゼンする。

「そんなこと当り前じゃない」といわれるかもしれないが「一定の時間帯」は個人にとって異なるものもある。

例えば誕生日や成人式など。また消費者層にしても「出産」といった大きなカテゴリーではなく職業や出身地などでも区分けできる。

要は客のことをどれだけ知っているかどうか。その人に見合ったプロモーションは効果が高い。

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