発想
●約100年前、当時フランスの植民地だったアルジェリアにて、機械技師だったフランス人のラルティ−ニュはある大きな悩みを抱えていた。
アルジェリアは砂漠地帯であるため、激しい風が吹くたび鉄道のレールが埋まってしまい、ラルティーニュの仕事で必要とされる資材が届かないのだ。
もちろん、砂でレールが隠れてしまい鉄道が不通になってしまうため。
皆さんならこの局面をどう捉えるだろうか?
相手は大自然。
こればかりはいたしかたないと諦めてしまう方がほとんどだと思う。
しかし、ラルティーニュは違った。
●レールが砂で埋まってしまうのなら、このレールそのものを“持ち上げてしまえば”いいのではないか。
この発想が起点となってモノレールが発明、完成された。
鉄道のレールは地面をはっているもの。
そして砂漠の砂塵はいたしかたないもの。
誰もがそう考えると思う。
しかし、ひらめきは予想もつかない発明を生むことがある。
多分、普通の思考ではこの発想にたどり着かないと思う。
なぜなら、常識という概念がジャマをするから。
●物事には予想できない事が圧倒的に多いと思う。
販売促進においても売ってみないとわからない事がかなり多い。
前段階として、何かを仕掛ける場合、最低限の準備は必要。
そしてその中には予測という項目も入ってくる。
A支店ではいくら、B支店ではいくらという売上げ予測。
または営業マンでもよい。
そんな中、結果として予想以上に売上げが伸びるC支店、そして逆に予想以上に伸びないD支店といったものが現われる。
これは当然のこと。
では「C支店、よく頑張ったね。」「D支店、次は頑張りなさい。」で済ませてはいないだろうか。
そんなことはどうでもいい。
その両支店の売上げの差の原因を追求しなければならない。
その原因追求が次の販売における、最高に貴重な“資料”となる。
しかし、次回もやはり予測できない事態は訪れるだろう。
それなら再び原因を追求すればよい。
販促とはその繰り返しのことだと思う。
●原因追求の繰り返しは、やがて“当り前(常識)”をしのいでいくだろう。
それは予測や常識を上回る経験やマニュアルを手に入れられるから。
ラルティーニュは常識の視点では考えなかった。
時として当り前(常識)は思考の邪魔をする。
シンプルに、明快にレールを持ち上げたらと考えた。
ジャマな常識という概念からスタートするのではなく、「こうしたら売れる」から考えたら、きっとラルティーニュのようなシンプルな面白い発想になるのではないか?
そういう発想こそが人間の欲を満たすのではないだろうか。
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■□■ 総括
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●良い商品を生産すること、売ること、顧客を集めること・・・販売促進においても、うまく事が運ばないことが多いと思うが、シンプルな視点から考えていけば、そういった難関も苦にならないのではないだろうか?
「うちは小さい店だから」や「この地域は田舎だから」という発想を多少でもお持ちではないだろうか。
そういったものをジャマな“常識”という。











