モバイルの可能性

2001年11月12日号

●モバイルを使った新しい形のイベントが次々に展開されている。

そんな中でいくつか面白い事例があったので紹介したいと思う。

街角の大型ビジョンと連動したもので、まず60秒の番組と15秒のCMを組み合わせ、3分間ワンパッケージで放映。

ビジョン画面下には常に専門サイトのURLを表示、画面左側にコンテンツやCM、右側にクライアントが提供するプレゼント情報を流す。

消費者は気に入ったプレゼントがあったらその場でアクセスし、応募するという仕組み。

これは例えば東京渋谷のビジョンのみで放映し、プレゼントとして渋谷の店でのみ使えるクーポンなどを提供すればエリアプロモーションも可能となる。

また、サンプリングなどのイベントを行っている際、その情報をリアルタイムに大型ビジョンで放映することで客の誘導を図ったり、より強い刷り込みを行うことができる。

●しかし、モバイルでのURL入力はPCに比べて面倒くさい。

これを解消するシステムも登場した。

情報発信者の指定の電話番号に電話をかけると、自動的にURLを貼り込んだメールを送信するといういもの。

あとは、送られてきたURLをクリックするだけ。

「従来のURL入力では多い場合で60〜70回もボタンを押す必要がありましたが電話番号なら10回で済みますし、URLより電話番号の方が人の記憶に残りやすい。」

として、少しずつ広がりを見せている。

●この大型ビジョンとメール返信URL告知の2つのメリットを生かしたイベントも生まれた。

人気歌手の新曲発売を告知するため、大型ビジョンでプロモーションビデオを放映。

これは事前にパブリシティーなどで告知されていたこともあり、ビジョン前に何時間も前から多くの若者がつめかけた。

“この日プロモーションビデオ放映後に期間限定サイトへのアクセス方法が表示される”
というおまけ付き。

ビデオ放映後、ある電話番号が表示され、その番号に電話をかけると、折り返し「指令」と題したメールが届く。

メールに表示されているURLをクリックするとアクセスできる。

画面に番号が表示された途端、一斉に携帯電話をかける姿があちこちで見られたという。

2ヶ月間限定サイトのアクセス数は10万件以上にのぼった。

●この他にも、見本市などで考えられているものに、カーナビに用いられている全地域測定システム(GPS)を使ったブース案内がある。

今や見本市も大型化してきており、自分が行きたいブースがなかなか見つからないという場合が多い。

そういう時に、モバイルの画面に現在地と行きたいブースの場所を表示できれば便利だろう。

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 ■□■ 総括

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●モバイルを使った販促手法は今後も様々なアイデアが生まれてくることだろう。

なにせ、世界にも類をみないモバイル先進国、日本ならでは。

共通して言えることは、『モバイルは常に持ち歩くツール、だからこその活用方法を展開している点』だ。

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