売れない
●非常に売上げの伸びない椅子式マッサージ機があった。
ただ店頭で試してもらっても評判は悪くはない。
メーカーがグループインタビューを行ってみると買った人の裾野が極端に狭いことに気付いた。
「50代の一戸建てに住む人」しか買っていないということに。
メーカーとしては購入層の中にOLも入っていた。
各企業ではOA機器が充実し、肩がこってマッサージに行くOLも多いことから、そのような予測が立てられたのだ。
しかし結果は違った。なぜか?
●さらに調べをすすめていくと答えが見えてきた。
これまでの商品は30〜80万円。
これでは高すぎて、OLは買わない。
そしてもう1つは大きすぎたこと。
幅が80センチ以上もあった。
ちなみにマンションの玄関の幅は70センチ程度。
●ヒット商品を作るコツは、『売れない理由を究めること』だと思う。
「よし、20万円以下、幅72センチ以下の商品を作れ」。
商品は完成し、ヒットしたという。
自動車メーカーの協力もあり、シート部分を心地良いものに改良することにも成功。
●マッサージ機といえば、「年配者の商品」という発想ではいつまでたっても活路は開けなかっただろうが、働き盛りのビジネスマンも若い女性も日常生活で疲れているはずという潜在ニーズの発掘が、この商品のヒットをもたらした。
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■□■ 総括
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●「商品を開発し、売る。結果的に売れない。なぜか?その理由を探る。理由が判明。解決策を練る。商品をつくりかえる。」
この単純な作業により同社は成功した。
色んな分野で、このことは応用できるのではないだろうか。
試行の繰り返しなのである。











