キャッチコピー

2001年08月24日号

●今、不景気と呼ばれている。

ある専門家は「いや、それは不景気ではなく、無景気である」という。

商売とはもともとモノの売り買いが基本で、買い手側が「このようにしたら商品を買うのに。

「もっとこうしてほしい。」
などと言ってくれるわけでではなく、売り手側が買いたくなるような提案をしなければならない。

現代は、その提案をしていないというのだ。

●ここにいくつかの面白い提案を紹介したいと思う。

 『土曜の丑の日には鰻』という言葉をよく耳にするが、ではなぜ土曜の日に鰻なのか?

理由は定かではないが、鰻屋さんが夏に鰻が売れないため考えられた戦略らしい。

どう考えても夏はそうめんや冷奴のような食べ物がよく合う。

その状況の中、買い手側に何かを仕掛けていくことで景気を動かしていくことが出来るのだ。

●また、エンゲージリング広告の謳い文句で『エンゲージリングは給料の3か月分が目安』というものがある。

こういったキャッチコピーを時間をかけて消費者に浸透させていったので人々は「大体そういうものなのか」と思い込んでしまった。

●このエンゲージリングと同様に和装の草履を販売している人が『草履は着物の10分の1が目安』と提案した。

着物が100万円なら10万円が目安。

50万円なら5万円が目安と消費者へ提案したのだ。

客はおそらくよくわからない場合が多いので「大体そんなものか。」と納得するという。

●むかし、住宅を建てる場合は『年収の5倍』というキャッチコピーがあった。

今となっては金利の率が違う時代の話であるが、誰も言い直す人がいないため今も定着している。


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 ■□■ 総括

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●売り手側も時として買い手側になる。

その時のことを考えてみてほしい。

いろんな提案がなされている中で選びながら消費行動を起こしているはず。

キャッチコピー1つでもそれが浸透することで、その業界の常識になり得る。

今の不景気、消費者はお金がないのではなく、あるけど出さないのが今の状況。

消費するためのキッカケ作りをしていかなければならない。

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